中判フィルムのアップサイクルとリユースの知恵比べ

Active Filmは、現状では独自の遮光紙を持っていないので、リユースでこのフィルムの面白さを宣伝・広報をするしか方法はありません。

120タイプのActive Filmを暗室で巻き込む作業の動画をご覧下さい。

220タイプのActive Filmの巻き方です。

大量の処理をするラボに遮光紙のリユースの協力をしてほしいと声をかけさせてもらいましたが、日常業務でテープを丁寧に、剥がしたりする事はできないとやんわり断りの連絡がありました。

ゴミの分別をしているので、スプールだったらいいよと言われました。スプールだけ大量に貰っても遮光紙とセットではないとこちらも、置き場所がないし、保留にしてもらっております。

暗室マンは東日本から集荷して纏めると相当に忙しい処理をしているのでしょう。

これ以上の無理はお願いできないし、、、その後、話し合いが進展し、遮光紙とスプールを集めて頂く事になりました。一歩前進です。

只救いがあるのは、遮光紙それ自体があれば、220用に刻んで、再利用ができるかもしれません。

図2-220

3.11の東北被災地の撮影の時は、220タイプで撮影しました沢山の失敗もしましたが実証済みです。

今回は中判フィルムをマガジンにセットするところまで説明します。

海外メーカーと国産フィルムの比較しますと、国産中判フィルムの帯はほどき易い工夫がされています。

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帯をほどきスプールに遮光紙の先端を入れます。
*スプールをマガジンにセットしてからでも可。

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Kodakのフィルムの帯が外れずらくその点を比較してもFUJIFILMは帯をほどき易いです。

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FUJIFILMのフィルムの遮光紙の先端部に穴があいています。スプールに入れると外れなくなる構造になっています。

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そこでKodakの遮光紙にも穴を開けてFUJIFILMの特許を利用してFUJIFILMのスプールを使いスプールから抜けなくして確実にセットし易くなります。その場合は、必ずスプールをFUJIFILMのものを使わなければなりませんが。

穴をあける場合は、大きめの一穴パンチでOKです。

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マガジンに中判フィルムを装填します。右上のフィルム送りのつまみを回転させてフィルムを送り所定の位置に停止させます。画像はFUJIFILMです。

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フィルムのスタートマークをカメラのスタート位置に合わせます。白い三角形のところにスタートマークがくるようにします。

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この時点でマガジンの蓋を閉めてカメラの後端にセットして撮影します。

ここまでが、フィルムの装填の工程です。カメラの種類により昔のカメラの多くはマガジン自体がないものがあります。

スタートマークの目印がないものがあります。メーカーの取扱説明書で確認して下さい。

6×9のトプコンホースマンをもっていないので、銀塩写真の絆のSさんにカメラをお借りしてフィルムをセットした時の事ですが、カメラ側のスタートマークもないし、120サイズで7枚しか撮れないので、2人でいろいろやってみた処、スプール2回転を先送りして目印を付けてやると、8カット撮れる事が分かりました。ホースマンはマガジンに種類があり、全て他のマガジンにもあてはまりました。